肌荒れケアの化粧水を選ぶポイントは?

肌荒れのケアにどんな化粧水を使えばいいか悩む女性

肌荒れといっても、その原因や症状はさまざまなので、どうやって肌荒れケアの化粧水を選べばいいか悩みますよね。そこで今回は、肌荒れケアにおすすめの化粧水と選び方についてご紹介します。

肌荒れケアの化粧水を選ぶポイント

肌荒れケアの化粧水を選ぶ際、基本の条件が3点あります。

1つ目は、アルコールフリー化粧水であることです。

アルコールはサッパリする、抗菌作用があるなどのメリットがありますが、刺激や揮発性が乾燥肌の原因になるなどのデメリットがあります。だから、肌荒れケアのためには、アルコールフリー化粧水などのノンアルコール化粧品がおすすめです。

2つ目は、刺激性の少ない保湿成分配合の高保湿化粧水であることです。

肌荒れ状態の肌は、うるおいが不足し、バリア機能が低下して刺激に弱くなっているので、保湿力の高い化粧水でうるおいを補い、バリア機能を高めることが大切です。化粧水に向く保湿効果の高いヒューメクタントとして、グリシンやリシン、PCA-Naなどのアミノ酸やBG、グリセリンなどが挙げられます。また、水分を抱え込むプロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンなども刺激がなくおすすめです。セラミド化粧水を使うなら、グルコシルセラミドやユズセラミドのような水溶性のセラミド配合のものがおすすめです。ほかにも、ハトムギエキス、カワラヨモギ花エキス、シソ葉エキスなどもおすすめの成分です。

3つ目は、肌荒れケアに不要な成分が無添加の化粧水であることです。

アルコールのほかに刺激性のある成分は、PGやDPG、パラベンやフェノキシエタノールなどの防腐剤、界面活性剤、ビタミンC誘導体、レチノールなどです。最近ではPG無添加の化粧水が多く、DPGは配合されていても全成分表示の2行目くらいまでに記載がなければあまり気にしてなくても構いません。また、多くの化粧水には、パラベンまたはフェノキシエタノールが配合されているので、両方避けるのは難しくなります。だから、低濃度の場合はあまり気にしなくてもよいのですが、自分の肌にとってどちらが刺激になるのか、パッチテストすることがおすすめです。界面活性剤もほとんどの化粧水に配合されていますが、化粧水に配合されるものは低刺激なので過敏になる必要はありません。ビタミンC誘導体やレチノールはエイジングケアにおすすめの成分ですが、バリア機能の低下が原因の肌荒れの場合には控えましょう。さらに、着色料や香料は、肌荒れケアには不要なので避けましょう。

肌荒れケアにおすすめの化粧水

肌荒れにおすすめしたいエイジングケア化粧水が、ナールスピュアです。ナールスゲン配合で、保湿だけでなく、コラーゲンやエラスチン、ヒートショックプロテイン47の生成を促し、また表皮で抗酸化成分であるグルタチオンを増やすなど、エイジングケアをサポートします。両親媒性ビタミンC誘導体APPSと水溶性ビタミンC誘導体アスコルビン酸Naが、大人ニキビを予防します。プロテオグリカンやウィルブライドS-753配合による保湿効果で、バリア機能を改善して肌荒れを予防します。ビタミンE誘導体で肌荒れを防ぎます。アルコールフリー、香料・着色料・鉱物油、界面活性剤などエイジングケアに不要な成分が無添加です。さらに、両親媒性ビタミンC誘導体の3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸やナイアシンアミドがセラミドを増やしバリア機能を守ります。アミノ酸に近い成分であるPCA-Naも配合され、肌荒れのケアを一層サポートできるようになりました。

まとめ

肌荒れはさまざまな原因で起こりますが、まずは刺激の少ない化粧水を選ぶことが基本です。化粧水ランキングや口コミだけに頼らずに、自分の肌荒れの原因や肌質を理解したうえで、自分に合った化粧水を選びましょう。

Related Post

美肌のためには皮膚常在菌のバランスが大切!美肌のためには皮膚常在菌のバランスが大切!

今回は、ナールスエイジングアカデミー編集部の 「皮膚常在菌の種類と働きを知って一歩進んだエイジングケアで美肌へ!」を参考に、 皮膚常在菌のはたらきやエイジングケアとの関わり、皮膚常在菌のバランスを保つスキンケアの方法をご紹介します。 「皮膚常在菌はお肌にいいのか」 「皮膚常在菌のバランスを保つにはどうしたらいいのか」 など、気になる方はぜひご覧ください。 皮膚常在菌のはたらき 皮膚常在菌は、常に表皮にいて、時と場合によってよいはたらき、悪いはたらきをします。皮膚常在菌には次の3つのタイプがあります。 ・表皮ブドウ球菌に代表される善玉菌 皮膚を弱酸性に保つ、NMF(天然保湿因子)産生サポートする、菌のバランス維持によって雑菌から保護するという3つのはたらきがあります。 ・アクネ菌に代表される日和見菌 肌を弱酸性に保って守るはたらきがあります。 ・黄色ブドウ球菌に代表される悪玉菌 皮膚常在菌のバランスが保たれなくなると、痒みや炎症を引き起こす原因になります。 皮膚常在菌のバランスを保つために気をつけること 皮膚常在菌のバランスを意識したスキンケアやエイジングケアには次のようなことが挙げられます。 ・皮膚常在菌のバランスを考えた洗顔 皮膚常在菌を洗い流しすぎてバランスを崩してしまう、過度な回数や擦りすぎの洗顔、刺激の強い洗顔料の使用は避けましょう。 ・皮膚常在菌のバランスを考えたクレンジング 洗顔以上に肌に負担をかけるクレンジングでは、セラミドやNMFなどを落とし過ぎない優しいクレンジング料を使いましょう。また、メイク残りは肌の酸化や過剰な角栓を引き起こし、皮膚常在菌のバランスを崩して肌老化やいちご鼻の原因になるため、しっかり落としましょう。 ・皮膚常在菌のバランスを考えたニキビ・毛穴対策 炎症があるニキビはアクネ菌を除去することが先決ですが、そこまでニキビがひどくない場合やニキビ予防のためには、毛穴の詰まりを防いでアクネ菌を過剰に増やさないことが大切です。さらに、バランスのよい日常生活と過度なメイクを避けること、エイジングケア化粧品を正しく使うことも大切です。 ・皮膚常在菌のバランスを保つエイジングケア化粧品 保湿化粧水、保湿美容液、乳液、保湿クリームなどさまざまなアイテムがありますが、これらは保湿に対する役割が少しずつ異なるので、うまく使い分けて乾燥肌を予防・改善することで、皮膚常在菌のバランスをキープしましょう。一方、皮膚常在菌のバランスを保つために注意したい成分としては、刺激が強いアルコールや合成着色料、合成香料などです。 まとめ 皮膚常在菌のはたらきやエイジングケアとの関わり、皮膚常在菌のバランスを保つスキンケアの方法をご紹介しました。 皮膚常在菌が正しいバランスで生存することがお肌の健康にとってとても大切です。 この記事を参考に、皮膚常在菌のバランスを意識した正しいスキンケアやエイジングケアを実践して健康なお肌を保ちましょう。

夏の紫外線対策をしっかりとして美肌をキープ夏の紫外線対策をしっかりとして美肌をキープ

今回は、ナールスエイジングアカデミー編集部の 「夏の紫外線対策はエイジングケアの要!UVカットで美肌キープ」を参考に、夏の紫外線対策についてご紹介します。 「夏の紫外線対策は何をすればいいの?」 「紫外線のアフターケアの仕方を知りたい」 など、気になる方はぜひご覧ください。 夏の紫外線 夏は、1年のうちで紫外線量が最大です。 「紫外線ダメージ=紫外線の照射量の大きさ×紫外線を浴びている時間」なので、照射量の多い夏は紫外線ダメージが大きくなります。 地上に届く紫外線にはUVAとUVBの2種類あります。 UVAは、真皮の線維芽細胞を破壊したり、コラーゲンやエラスチンにダメージを与えたりして、顔のたるみ、ほうれい線、しわ、たるみ毛穴の原因になります。また、メラニン色素の増加によるシミの原因にもなり、夏のくすみなどの肌悩みをもたらします。 UVBは、エネルギーが強く主に日焼けの原因になります。表皮を中心にダメージを与え、バリア機能の低下による肌荒れや炎症、かゆみをもたらすことがあります。 さらに、紫外線は免疫の低下、皮膚がんのリスクも引き起こします。 夏の紫外線対策 夏の紫外線対策は、日焼け止めによる対策が基本となりますが、日焼け止めには2種類あります。 ・紫外線吸収剤 皮膚の表面で紫外線を吸収し、化学反応で熱エネルギーに変えて放出し、肌内部への紫外線の侵入を防ぎます。 SPF50やPA++++などの日焼け止めの多くは、紫外線吸収剤が使われています。 防御力が高いことや白浮きしないので使いやすく、夏のレジャーやスポーツで長時間紫外線にさらされる場合は、このタイプを使うことも選択肢となります。 しかし、お肌への負担が大きいので、乾燥性敏感肌の方やエイジングケア世代の方には、あまりおすすめできません。 ・紫外線散乱剤 紫外線を肌の上で反射させます。 肌への負担が少なく、幅広い波長に対応していますが、防御率があまり高くない、使用感が悪い、などのデメリットがあります。 最近では、紫外線防御力も高く、使用感を改良したものが増えています。 また、日焼け止めには、UVAを防御する力の指標のPAとUVBを防御する力の指標のSPFの表示がありますが、夏は、UVAもUVBも照射量が多いので、両方をしっかりカットすることが肝心です。使用シーンによって、日焼け止めを使い分けるとよいでしょう。 日焼け止めを使うときのポイントは、気持ち多めの量をムラなく均一に塗ることです。肌が露出している部分にはしっかり塗りましょう。 よりしっかりと紫外線をカットしたいときは、UV化粧下地や紫外線を跳ね返す効果のあるパウダーファンデーションの使用がおすすめです。 ほかにも、美白化粧水を予防美容として使用したり、サプリメントを補助的な役割として摂取したりすることもよいでしょう。 デコルテや手肌、頭皮や髪、目の紫外線対策も重要なので、日焼け止めと併せて、UVカット効果がある衣服、帽子やサングラスなどファッションでの対策もおすすめです。 紫外線のアフターケア 夏の紫外線のアフターケアとして、次のようなことを心がけましょう。