酵素洗顔とは?酵素洗顔とは?
“酵素洗顔パウダー”という言葉、聞いたことはあるけど具体的にどういうもの?と思っている方は多いはず。
洗顔には、固形石鹸、フォーム、ジェル、スクラブ、パウダーなど、形状が様々です。
その中でも角質ケアや毛穴の黒ずみケア、お肌のくすみやごわつきなどの対策で人気があるのが、「酵素洗顔パウダー」です。
酵素洗顔は上手に使えば毛穴の黒ずみケアやエイジングケアにもなりますが、誤った使い方をしていると肌トラブルの原因にもなります。
そこで今回は、酵素洗顔とは?について、酵素洗顔のメリットやデメリット、正しい酵素洗顔のやり方を、お話していきます。
酵素洗顔の基本!”酵素”と”洗顔”とは?
酵素には数万種の種類があります。酵素は、タンパク質や脂肪の分解、呼吸、骨や筋肉の活動などの生命活動全般に深く関わっています。
酵素洗顔に使われるのは、タンパク質や脂肪を分解する「消化酵素」と「食物酵素」です。
消化酵素は、消化を助けるための酵素で、食べ物を消化分解し、吸収するための酵素です。
食物酵素は、食べ物に含まれる酵素のことです。
洗顔は、肌に負担をかけずに優しく洗いつつ、不要な汚れや皮脂などはしっかり取り去ることを目的として行います。
メイクをしているときはクレンジングの後に行い、この場合はダブル洗顔になります。
そして酵素洗顔とは、たんぱく質や脂肪などを分解する酵素を配合した洗顔料を使って洗顔することです。
お肌の角質や角栓の70%はケラチンと呼ばれるたんぱく質でできています。一方、皮脂には脂肪が多く含まれます。
酵素洗顔はこうしたタンパク質や脂肪を分解する酵素のはたらきによって、肌を清潔に保つ洗顔なのです。
酵素洗顔のメリットとデメリット
酵素洗顔をエイジングケアの「効果」で考えた場合のポイントは、「遅くなったターンオーバーを正常化する」「古い角質・角栓を取り除く」ということです。
まず、酵素の力で、お肌に残った古い角質や角栓、毛穴の黒ずみなどを落とします。
そして、古い角質や皮脂を分解することで、新しい角質をつくろうとするはたらきを促しますので、ターンオーバーの正常化が期待できます。
ターンオーバーが正常化すると、メラニンが適切に排出されたり、酸化して古くなった角栓も分解するので、シミや毛穴を目立たないようにする効果も期待できます。
まとめると、以下のようなお肌悩みがある方にはメリットを感じやすいでしょう。
・皮脂、角質、汚れが混ざり、角栓ができてしまった詰まり毛穴(いちご鼻)
・余分な皮脂が酸化して、茶色くなった状態で毛穴に詰まっている黒ずみ毛穴(毛穴の黒ずみ)
・古い角質がはがれず肌表面に残ってしまった角質肥厚やくすみ
・ターンオーバーの遅れによるくすみ
・ターンオーバーの遅れによる大人ニキビの初期段階(微小面皰、白ニキビ、黒ニキビ)
一方で、まだ若い角質や皮脂まで分解してしまうと、肌トラブルに発展してしまうというデメリットもあります。
過度な酵素洗顔の刺激によるダメージで、さらにお肌を守ろうと皮脂を過剰に分泌してしまうのです。その結果、乾燥やバリア機能の低下を招いてしまう可能性があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。酵素洗顔の正しい知識やメリット・デメリットが伝わっておりますと嬉しいです。
花粉や汗をかく季節になると洗顔で迷う方は多くいるのではないでしょうか。そんな方にこの記事が少しでも役立てば幸いです。